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繰り返す急性感音性難聴

四国徳島からです。

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

昨日、書き込みした患者さん。
急性感音性難聴は今回だけではありません。

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平成18年2月19日、左難聴・耳閉感・耳鳴を来たし、20日受診されています。
急性低音障害型でした。
当時は、ステロイド剤を使っていましたが、数日経過観察してと考え
アデホス、メチコバール、ユベラニコチネートを選択しました。
22日には改善し、27日には治癒状態に至りました。
ステロイド剤使用なしでの治癒でしたが、その意味合いは考えもしませんでした。

まだ、急性感音性難聴のトラブルがあったのです。
詳細は不明ですが、
2年前、左急性感音性難聴に見舞われ、基幹病院へ入院しステロイド剤の点滴療法を受け、
改善せず耳鳴も残って現在に至っているとの申告がありました。
左40dBの聴力損失で、治療打ち切りになったと思われます。

つまり、
メニエール病・突発性難聴・急性低音障害型感音難聴という疾患には、
ステロイド剤診療は、再考の余地があるのではと思うものです。
血糖を上昇させる行為は、治癒の妨げになると思います。

糖質制限の有効性を探って行きたいと思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:99mg/dl。

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糖尿病及び糖尿病予備群患者さんは、2050万人ですよ。
クスリ診療では解決していません。
従来の診療で、歯止めが掛かっていないのは明かです。

信用してクスリをきちんと服用又は自己注射している患者さんが、可哀想です。
そして、そういう患者さんは、糖質制限を勧めても拒否の姿勢が際立ちます。

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by hanahanak2 | 2014-07-14 22:02 | 難聴 | Comments(0)