急性咽頭炎
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
咽頭の急性感染症では、視診でウイルス性か細菌性かの決定は無理です。
「白血球数とその分類」検査が必要です。
20歳代の患者さん。
3日前より、発熱・咽頭痛・咳、が続いて受診されました。
①咽頭後壁にはトロミ状の白苔が中等量。
②左への鼻中隔突出が高度。
③右中鼻甲介は一部ポリープ状変化
④ノドは、やや狭い。
②③④より、イビキをかいていると思われます。
⑤下咽頭喉頭には粘液の絡まりが認められます。
末梢血液白血球数 13,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数 3,600/μl H
単核球数 1,100/μl H
顆粒球数 8,900/μl H
白血球数1,3万以上ですが、
顆粒球数1万以下、リンパ球数3千以上。
ウイルス性急性咽頭炎と診断しました。
咳が出るのも、ウイルス性の決め手(部分的)になります。
昨日の患者さんと比べてみて下さい。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:99mg/dl。
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胃切除後の食事も、大量糖質摂は、身体が悲鳴を上げると思いますが・・・。
栄養剤を使うのであれば、糖質の少ないのがあります。
私がその立場になった時には、糖質制限食を寝た姿勢で食べてみようと思います。
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by hanahanak2 | 2014-05-17 19:10 | 白血球 | Comments(0)