急性中耳炎 症例337

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
講演会等にて、演者先生は、耐性菌の出現のため抗菌薬が効かない効かないと述べますが、
病原微生物はウイルスですから、当然、効果は無いのです。

現在、1歳2ヶ月の赤ちゃん。
1月下旬初診。
鼓膜鏡にて、鼓膜中等度膨隆、
大量膿性鼻汁でした。

末梢血液白血球数 12,300/μl H

ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎でした。

シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤
メプチン:気管支拡張剤
の、投薬にて診療をスタート。

RSウイルスを始め、呼吸器関連ウイルスは活発な時期ですし、
3歳未満の乳幼児には辛い季節です。

繰り返しウイルスの襲来を受けざるを得ないのです。
感染を受けてウイルスの抗体を作っていくのです。

そして本日、画像が得られました。
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鼓膜は、依然、中等度膨隆を認めました。
鼻腔も大量膿性鼻汁でした。

これで当たり前です。
可哀想と考え抗菌薬を使うのは、可哀想なんです。

月単位で、成長と共に、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎を自分で克服していくのです。

ウイルス性感染症には、抗菌薬を使わないを、みんなが守って欲しいのです。

車は左通行、人は右通行、でしょう。

基本の基本と思いますよ。

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「スーパー糖質制限」実行中。
血糖測定忘れてしまいました。

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感染症を疑った時の初動検査は、
「白血球数とその分類」です。
レントゲン検査で肺炎の影があるから抗菌薬投与は、理屈に合わない。

「白血球数とその分類」検査を基礎に、その他の検査結果を積み重ねて行くべきと思います。

抗菌薬を使わなかったら、真菌の発生も防げた可能性もあると思います。

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by hanahanak2 | 2014-03-02 22:59 | 急性中耳炎 | Comments(0)