喘息、治療中

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
例外もあるはずですから、「白血球数とその分類」検査を加味して、診療に当たっております。

正月2日、携帯電話が鳴りました。
40歳代の患者さん。
訴えは「右耳閉感、右耳鳴、右難聴、咳痰」
鼻汁・後鼻漏・鼻閉症状は言うてもらえませんでした。
言うのも嫌、聞かれるのも嫌、なんです。
当院初診は平成17年でしたが、小児期より連続的断続的に急性中耳炎・急性副鼻腔炎・気管支喘息の治療を受けておられます。
急性副鼻腔炎から容易に急性中耳炎を発症しやすい患者さんです。
そして、咳が長引くのです。
さらに、鼓膜切開を行うと切開口の閉鎖不全を起こし、過去2回、鼓膜形成術 を受けておられます。
繰り返す急性中耳炎、繰り返す長引く咳(喘息)を食い止めるには、鼻腔・副鼻腔手術が必要ですと粘り強く説明し、
23年3月に右内視鏡下副鼻腔手術(上顎洞・篩骨胞・前頭洞)を行いましたが、
次の鼻中隔手術をと経過観察中に、来院が中断になっておりました。
外来日帰り手術ですから、手術が嫌でしたら受診を止めればいいわけです。

掛かりつけ医からの
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤
クラリシッド
ツムラ葛根湯加川芎辛夷
を、服用、
アドエアディスカス
の、吸入もされていました。
なのに、
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辛抱出来ずに、電話をされたんだろうと思います。
①右鼓室内貯留液は満杯。滲出性中耳炎に移行していました。
左も上鼓室に限定的に貯留液を認めます。
急性副鼻腔炎さえ起こさなかったら、急性中耳炎は無かったと思います。
②左への鼻中隔弯曲、高度。
③中鼻道・嗅裂には大量粘膿性鼻汁。
右の上顎洞開窓部は確認出来ますが、その他の術後状態は不明。

クラリシッドという抗菌薬が無効ですから、ウイルス感染だと理屈は言えますが、
「白血球数とその分類」検査で確認をします。

末梢血液白血球数  11,600/μl H
白血球3分類  リンパ球数  3,400/μl H
        単核球数   1,500/μl H
        顆粒球数   6,700/μl

顆粒球数1万以下はウイルス感染症です。
また、
白血球数1.3万以下は、ウイルス感染症です。

諸悪の根源は、
繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎、です。

この難敵を制覇するためには、鼻腔・副鼻腔手術を完成させることです。
生涯、このパターンの繰り返しは、良いわけ無いと思います。

患者さんは多分分かっておるんですが、手術はやっぱり嫌。
こんな、呼吸器症状(耳も含めて)の連続断続も嫌。

当院初診から10年足らず経過しています。
この状態での30年後40年後は、もっと苦しいと思います。

糖質制限を取り入れた食事も必要ですと、提案した事でした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日昼食開始90分後血糖値:134mg/dl。

血糖を上げるのは糖質のみです。
血糖検査は食後にやって下さい。
空腹時測定では見逃してしまいます。


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by hanahanak2 | 2014-01-02 21:47 | 急性中耳炎 | Comments(0)