前部副鼻腔からの出血
四国徳島からです。
鼻出血。
その出血部位で最も頻度の高いのは、鼻中隔前半部粘膜からです。
鼻中隔前半部からの出血を認めない多量の出血は、
ファイバースコープを使って、副鼻腔自然口付近を観察する必要があります。
40歳代の患者さん。
数日来、多量の右鼻出血あり。
出たり止まったりを繰り返していました。
白血球数6,700/μl、赤血球数:236万/µl L。
血糖値:102mg/dl(空腹時) 正常
血圧:163/56mmHg
右上顎洞からの出血と即断出来ないようです。
上顎洞か、
篩骨胞か
前頭洞かのいずれかです。
鼻中隔、右への鋭い突出を認めます。
噴出している出血ではなくなっておりましたので、
止血タンポンを挿入することは止め、
自然止血を待つことにしました。
このように、
生活習慣病を持っている方々、
高齢者の方々、
鼻出血の部位診断には、ファイバースコープ検査が威力を発揮いたします。
3種類の降圧剤を服用しても、高血圧症でした。
痩せていましたが、「普通に糖質摂取」の危険性を説明致しました。
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「スーパー糖質制限」実施中。
本日朝食開始60分後血糖値:109mg/dl
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by hanahanak2 | 2013-05-07 00:01 | 鼻出血 | Comments(0)