急性中耳炎 症例295

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

年明け早々、両耳漏を来した1歳6ヶ月の赤ちゃんが来院されました。
2012年10月より、急性中耳炎の診断で通院されていました。
2012年12月
オゼックス 3日分 服用。
オラペネム 4日分 服用。
2013年当院受診日
セフゾン  4日分、投薬受けておりました。

私は何時も言うんです。
「急性中耳炎・急性副鼻腔炎」は、繰り上げ100%ウイルス感染症です、と。

初診時「白血球数とその分類」検査
末梢血液白血球数  14,600//μl H
白血球3分類  リンパ球  6,300/μl H
        単核球   1,600/μl H
        顆粒球   6,700/μl H   
 

顆粒球1万以下ですので、ウイルス感染症です。
抗菌薬は不要です。

その3日後、食欲不振、不機嫌状態に。
体温37度でした。
「白血球数とその分類」検査
末梢血液白血球数  21,000/μl H
白血球3分類  リンパ球  8,500/μl H
        単核球   3,000/μl H
        顆粒球   9,500/μl H

白血球数1.3万以上ですが、顆粒球1万以下、リンパ球3千以上ですので、自信満々ウイルス感染症です。

その翌日、食欲が出て来ました。

しかし、

両大量耳漏は続いております。

急性中耳炎は「繰り上げ100%」必ず治ります。

何ヶ月を要しても、

何年掛かっても、治ります。

抗菌薬不使用待機作戦ですよ。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎に抗菌薬を使わないのが普通の時代が1日でも早く到来して欲しいものです。
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by hanahanak2 | 2013-01-10 22:48 | 急性中耳炎 | Comments(0)