RSウイルス陽性ウイルス性急性副鼻腔炎の疑い

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
また、危惧しているのは、耳汁・鼻汁・咽頭喉頭からの検出菌分離菌を起炎菌と自動診断する伝統。


今日の患者さんは20歳代。
症状は、頭痛、鼻閉、膿性鼻汁

先ずは視診、
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①右への鼻中隔彎曲、ひどい。
②広いはずの左も狭小化、高度。
③両側中鼻甲介と左下鼻甲介の肥大も高度。
④ノドも狭小化、中等度。
⑤大量膿性鼻汁は見えません。

そして、「白血球数とその分類」
末梢血液白血球数  7,500/μl

鼻汁RSウイルス迅速検査、陽性。

鼻汁細菌培養同定検査
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典型的なウイルス性急性副鼻腔炎では、
膿性鼻汁をハッキリと認めるのですが?
鼻汁細菌培養同定検査では、肺炎球菌・インフルエンザ菌が分離される場合が多いのですが?

いずれにしても、細菌性急性副鼻腔炎ではありませんよ。

抗菌薬は不要ですよ。

必要なのは、

鼻閉改善手術(日帰り)とダイエットですよ!

来春に国家試験を控えているので、今は手術は出来ませんと帰っていかれました。

当患者さんは、4歳時に初診されていましたが、

とにかく、鼻閉、高度でした。

日常的な高度鼻閉で過ごしているんです。

やれば出来るんです。

ガンバレ!
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by hanahanak2 | 2012-11-04 22:32 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)