「左耳痛」が来院理由でした。
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
ひどい外耳道真菌症の患者さんが受診されました。
右外耳道には真菌がビッシリですが、鼓膜は明視出来ています。
左は水分を含んだ塊状になっていました。
診断は、処置用顕微鏡とファイバースコープで可能です。
額帯鏡下では無理です。
治療は、
真菌を除去しては、抗真菌薬塗布です。
顕微鏡下に行います。
綿棒を曲げて鼓膜輪まで十分に塗布します。
抗菌薬はダメですよ。
抗菌薬を使うと、治らん治らんと、抗菌薬投与がエスカレートしてしまいます。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎とは違って、真菌症は治す治療が必要です。
by hanahanak2 | 2012-09-19 21:36 | 外耳道真菌症 | Comments(0)