大量鼻汁時には細菌増量します。
四国徳島からです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断し、肺炎球菌・インフルエンザ菌が検出される(された)から、抗菌薬療法を推奨するのは、根拠に乏しいと思います。
この理屈を通すと、ウイルス性上下気道感染症には、ほとんど全ての患者さんに抗菌薬を使うことになってしまいます。
10歳代の患者さん。
鼻汁鼻閉での来院。
急性副鼻腔炎です。
経験からウイルス性急性副鼻腔炎と私は診断します。
1週間後、大量膿性鼻汁はピークになりました。
鼻汁細菌培養同定検査提出しましたところ、
学会で強調されているインフルエンザ菌を検出しました。
細菌の暴動の気配は有りません。
抗菌薬は不要です。
初診から2週間後、
膿性鼻汁は鎮静化しました。
私が提示しているのは1例報告です。
しかし、
毎日365日、細菌性急性副鼻腔炎と診断せざるを得ない症例は無いですよ。
記憶に無いですよ。
by hanahanak2 | 2012-06-23 20:42 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)