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鼻腔・副鼻腔病変を観察する必要があります。

四国徳島からです。

徳島新聞にこんな記事がありました。
鼻腔・副鼻腔病変を観察する必要があります。_a0082724_1262421.jpg

喘息患者さんに高率にアレルギー性鼻炎が合併することは以前から言われていることです。
最近、特に強調されているようです。
しかし、アレルギー性鼻炎患者さんは、国民の90%?80%?では?
アレルギー性鼻炎症状の無い人は非常に少ないと思います。

外来で診察していると、気管支喘息と診断されている患者さんは、

鼻腔・副鼻腔病変を、必ず中等度以上、それも不可逆性病変を認めます。

例えば、こんな患者さん。
鼻腔・副鼻腔病変を観察する必要があります。_a0082724_12293757.jpg

ウイルス性急性副鼻腔炎を発症し、気管支喘息の状態も最悪でした。
どなたでも分かるポリープが認められました。

ポリープが有る限り、気管支喘息は軽症化しないと思います。

鼻腔・副鼻腔のポリープを取り尽くしに成功すれば、

気管支喘息は確実に軽症化致します。

複数回の手術になります。

「1回の手術であきらめたらあかん」です。

気管支喘息患者さんには、鼻腔・副鼻腔の不可逆病変解除手術が必要と思います。

日常生活のより一層の改善を目指すのであれば。

by hanahanak2 | 2012-05-16 12:50 | 記事から | Comments(0)