RSウイルス陽性急性副鼻腔炎
四国徳島からです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症と思います。
医療を提供する側が変わらなければ患者さんサイドへの説得も困難を極めます。
37歳の患者さん。
受診理由は、「鼻閉・鼻汁・咳・痰・咽頭痛」でした。
左の状態、
鼻中隔前半粘膜、ビラン、出血あり。
大量粘膿性鼻汁あり。
右の状態、
右への鼻中隔彎曲強く、ファイバースコープの挿入は止めました。
それでも、大量粘膿性鼻汁の確認は出来ました。
急性副鼻腔炎と診断出来ます。
白血球数とその分類
末梢血液白血球数 11,100/μl H
白血球3分類 リンパ球 3,000/μl
単核球 1,300/μl H
顆粒球 6,800/μl
ウイルス性急性副鼻腔炎と診断するのが妥当と思います。
またまた、RSウイルス迅速検査やってみました。
陽性反応でした。
最終的に、RSウイルス陽性急性副鼻腔炎、でした。
痰(後鼻漏)が膿性になれば、細菌の2次感染を来たしたと判断し抗菌薬(抗生物質)が必要と言うのは、私が医者になった30数年前から脈々と犯してはならない神聖な法律扱いでした。
おかしいんです。
by hanahanak2 | 2012-01-16 11:59 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)