急性副鼻腔炎は繰り返します
四国徳島からです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎、代表的なウイルス性呼吸器感染症ですよ。
効かない効かないと抗菌薬(抗生物質)を続けるのは如何なものでしょうか。
4歳10ヶ月の患者さん。
初診(1歳8ヶ月)以来、断続的に、鼻閉、鼻汁、咳、等の風邪症状での来院でした。
耳が痛い、は無しでした。
その度毎にウイルス性急性副鼻腔炎の診断でした。
今回も、
こんなに大量膿性鼻汁排出しているに関わらず、急性中耳炎を来しておりません。
例外を除いて、急性中耳炎を卒業する時が来ます。それまでの待機作戦を採用するのが最上の方法と思います。
急性副鼻腔炎は年齢とともに罹患する頻度は少なくなりますが、生涯にわたり悩まされることになります。
そして、血球計測、
末梢血液白血球数 8,000/μl
この数値に、抗菌薬は要らないです。
つまり、
ウイルス性急性副鼻腔炎、なんです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス性感染症だと思ってもらっても間違いはほとんど無いと思います。
by hanahanak2 | 2011-12-18 14:49 | 白血球 | Comments(0)