急性中耳炎 症例244

こんにちわ。
四国徳島からです。
抗菌薬(抗生物質)の使用を減らし、皆さんの健康に少しでも寄与したいとの思いで発信しています。

10歳4ヶ月の患者さん。
最近返事が悪いという理由で来院されました。
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①左滲出性中耳炎右急性中耳炎。両側中耳炎の場合は家族の誰かかは難聴に気付きます。
②粘膿性鼻汁が多い。
③耳管扁桃の腫脹(肥大)によって耳管開口部が閉塞しています。
鼻汁の減少(普段の鼻腔・副鼻腔状態)で中耳炎は治癒に向かうと思われます。
抗菌薬(抗生物質)使用も鼓膜切開もしません。
待機作戦、経過観察です。
1ヶ月後、
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粘膿性鼻汁は減少してきました。消失には程遠いです。
鼓室内貯留液はほとんど排出されてきました。
上鼓室も含めての完全排出を待ちます。

この患者さんのように、急性中耳炎は、1ヶ月、半年、1年、数年と待っていたら何となく治って来ます。決して難治性が亢進しているとは思いません。
それに対して、急性副鼻腔炎は、アレルギー性鼻炎・鼻中隔彎曲も加わり、生涯、程度は様々ですが付き合わされるのが通常です。

耳鼻咽喉科医として、完全治癒の困難な鼻腔・副鼻腔症状を如何に管理するかが最も重要な仕事と思います。
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by hanahanak2 | 2011-10-12 10:59 | 急性中耳炎 | Comments(0)