急性中耳炎 症例122 その3

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、終始、ウイルス感染症及びその戦場跡と考えての診療を行っています。

5歳の患者さん。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎を繰り返している患者さん。
2009年8月4日、27日に書き込みした患者さん。
当院初診は、2歳3ヶ月。
以来、当院では抗菌薬(抗生物質)の使用は無しでした。
使う根拠が無いから使わなかったのです。
今月の状態、
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①ここ1年、鼓室内貯留液は無かったのですが、溜まっているということは、鼻の状態が悪いということになります。
②画像では鼻汁少ないですが、吸引前は大量膿性鼻汁でした。
鼻汁細菌検査をやってみました。
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インフルエンザ菌と肺炎球菌が検出されました。
インフルエンザウイルスとかRSウイルスは体内で検出されれば、それが起炎微生物と診断されます。
所が、鼻汁中のインフルエンザ菌、肺炎球菌検出は、起炎微生物(起炎菌)とは容易に診断しては危険と思います。
これは、感染症の常識ではないでしょうか。
菌の氾濫(反乱)の証拠を提示する必要があると思います。
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by hanahanak2 | 2011-06-21 11:08 | 急性中耳炎 | Comments(0)