中鼻甲介癒着防止

四国徳島からです。

6歳以上の患者さんで、(繰り返し)急性中耳炎を来す場合には、6歳以下の患者さんに比し、より、咽頭・鼻腔・副鼻腔に注目する必要があると思います。
生涯に亘る耳症状から、可能なら、解放して欲しいからです。


そんな患者さん。
急性副鼻腔炎を来すと、急性中耳炎を発症する患者さん。
納得していただいて、内視鏡下副鼻腔手術をやりました。
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中鼻甲介癒着を起こしてしまいました。
これでは、膿性鼻汁の消失は大抵不可能で、後鼻漏も止まりません。
手術翌日に全てのタンポンを抜いてしまったのが原因と思います。
また説得し、修正手術でした。
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カルトスタット糸結びで、中鼻道タンポンをし、抜去は術後3日目にしました。
術後2日目抜去でも、癒着の確率はグンと高くなります。
前部副鼻腔病変主体の副鼻腔手術で、この程度に仕上がれば、膿性鼻汁・粘性後鼻漏は格段に少なくなってまいります。
急性副鼻腔炎を来しても軽度になり回復も早くなりますので、急性中耳炎を発症する頻度も低くなると思います。
しかし、当患者さんは、アデノイド肥大も大きな障害です。
ファイバースコープを使うと、簡単に診断を付けることができます。
出来るだけ、レントゲン診断をしたくないです。

完成した暁には急性中耳炎の発症がどうなるか非常に注目しています。

6歳以上の子供さん、大人の方で、度々急性中耳炎を発症する場合には、こういった解決方法がありますので、かかりつけの耳鼻咽喉科でご相談下さい。
やれば出来ると思いますよ。
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by hanahanak2 | 2011-06-11 21:40 | 急性中耳炎 | Comments(0)