急性咽頭炎を合併した急性副鼻腔炎
四国徳島からです。
感染症には「白血球数とその分類」を活用しています。
35歳の患者さん。
受診理由、「受診前夜38.2度発熱、鼻汁、鼻閉」でした。
視診、
①咽頭後壁に白苔を認めました。
②左中鼻道を粘性鼻汁が大量に流れていました。
急性咽頭炎の場合には細菌感染のことが多い印象でしたので、
これは、細菌感染性感染症かなと予測し血球計測、
顆粒球(ほぼ好中球)、7,400/μl、1万以下でした。
つまり、
ウイルス感染症でした。
「白血球数とその分類」をやらない診療では、どうしても抗菌薬(抗生物質)療法に流れて行くと思います。
耐性菌を増やさないためには、抗菌薬療法の制限が必要と思います。
by hanahanak2 | 2011-06-01 22:12 | 白血球 | Comments(0)