RSウイルス陽性急性副鼻腔炎
四国徳島からです。
RSウイルス陽性反応は非常に高い確率で出ています。
60歳代の患者さん。
3ヶ月前より、咽頭痛、咳、痰(後鼻漏)、鼻閉、鼻汁等の風邪症状が治らないと来院されました。
発熱なし、元気そうな印象でした。
抗菌薬(抗生物質)は断続的に服用していたそうです。
どんな状態かとのぞいてみますと、
大量膿性鼻汁ですよ。
抗菌薬は効いていないです。
だから「耐性菌を考慮した抗菌薬療法」に進むのはどうかと思います。
末梢血液白血球数 7,400/μl
RSウイルス迅速検査、陽性。
抗菌薬使用の根拠はないと思うものです。
抗菌薬、咳止め等によって体調不良を増加させてしまう確率が高くなります。
ウイルス性感染症には抗菌薬を使わない、当たり前のことですが、実行するとなるとハードルは高いのが現状です。
by hanahanak2 | 2011-02-16 11:53 | 白血球 | Comments(0)