副鼻腔炎術後タンポン
四国徳島からです。
まず画像を、
内視鏡下副鼻腔手術で術後困ることに、中鼻甲介の癒着があります。
術後タンポン留置期間が長い程、癒着発生は少なくなりますが、その間不愉快です。
そこで考えたのが、
①総鼻道のタンポン(綿花と肉厚シリコンチューブ)は手術翌日に抜去。
②中鼻道(嗅裂含め)のタンポン(糸で結んだカルトスタット)は5~7日後に抜去。
です。
画像のタンポンは7日目です。
一部ゲル化していましたが、糸を見付けて引っ張ると簡単に抜去可能です。
術創からの出血が格段に少なくなります。
もちろん、中鼻甲介の癒着発生もほぼ解消出来ると思います。
カルトスタットは止血効果の高いもので、術後タンポンとして有用と思います。
ただ、抜去時の困難性があるので、それは糸で結んだカルトスタットであれば、糸を見付けると解決出来ると思います。
お恥ずかしいですが、ちょっとした工夫を書いてみました。
なお、術後抗菌薬は1回の内服のみで実施しています。
by hanahanak2 | 2011-01-18 17:29 | お気に入り | Comments(0)