急性中耳炎 症例185

私は思うんです。
感染症の診断治療は①細菌感染症か②ウイルス感染症かの判別から始まると。
健康人からも検出される肺炎球菌等の細菌が鼻汁・耳漏から検出されると、それが起炎菌と断定されるのが不思議です。


今日の症例は、2歳5ヶ月の子供さんです。
来院前夜耳が痛いと言うていましたという訴えでした。
2週間前より抗菌薬(抗生物質)等の服用を続けていました。

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鼓室内貯留液を認め、鼓膜膨隆がありますので、急性中耳炎と診断は容易です。
この段階で、私は細菌感染ではなくウイルス感染と考えるんです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断するとそのほとんどはウイルス感染だからです。
医者になって30年余り、そういう確信を強くしています。

末梢血液白血球数 13,200/μl H
白血球3分類  リンパ球 32.8%    4,300/μl H
          単核球  12.1% H  1,600/μl H
          顆粒球  55.1%    7,300/μl H

ウイルス性急性中耳炎でした。
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by hanahanak2 | 2010-09-02 11:32 | 急性中耳炎 | Comments(0)